就職後も活用できたティオの訓練内容～卒業生の実践報告：file5

こんにちは！

札幌の就労移行支援事業所ティオ中央区役所前、ティオ札幌駅前では

〈周囲の環境や人間関係などのストレスに対応し、

ココロが楽に生きることができる考え方〉

をお伝えし、就職後も自分の力で前に進むことができる“ココロの土台づくり”を大切にしています。

ティオを利用して就職決定された方は、この考え方の土台を活かすことで、

“【過去の自分だったらつまづいてしまった問題】を自分で解決できる”

“そもそもその問題につまづかず、楽な気持ちで楽しく働くことができる”

といった力を発揮しながら社会で活躍されています。

就職されてからお会いすると、

皆さん、とってもたくましい姿となっていますよ！

そこで、今までに就職決定先で働いていらっしゃる利用者さんから報告していただいた

【考え方の土台】を活用することでよかった例を、皆さんにもご紹介したいと思います。

利用者さんからの“リアルな声”をお聞きください★

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私の幸福論

幸せの定義は難しい。
周りからすると、びっくりするようなことでも本人が幸せと感じるなら、それでも良いような気がする。
もちろん、他人に迷惑をかけてはいけないが。

私は体調を崩してから、なんとなく幸せになれない気がしていたし、
幸せになっちゃいけないような気持ちになっていた。根拠のある話ではないが、そう思ってしまった。

自立型人材の考え方に自己利益というものがある。
自分がシアワセになることで初めて誰かをシアワセにできると教えてもらった。
たしかにそうかもしれない。
例えば接客業の人が不機嫌な顔をして対応していたら、お客さんは誰も商品を買ってくれない。
売り手の笑顔があるからこそ、商売が成立し、お客さんも笑顔にすることができる。
自己利益がいつの間にか他者利益につながるのだろう。
そんなことを学ぶと、やっぱり幸せになりたいし、目指したいと思う。

しかし、私にはもう一つの壁があった。幸せの先送りだ。
今はつらいけど、いつかは楽になれる。いつかは幸せを掴めるだろう。
今の自分を犠牲にして、未来の理想を求めていた。
受験勉強などではこの考え方は通用するが、あくまでも試験が終わるまでという期限付き。
私は期限なく、そして多くの行動を取れずに、幸せを先送りにしていた。
それではいつまで経っても手に入れることはできない。
今の延長上に未来があるのだ。病気になっても障害を持っても、それが途切れることはない。
今植える種が未来に実をつける。今を幸せにする行動も未来を良くする行動も両方取ろう、そう誓った。
今の自分を笑顔にして、未来の自分を作っていき、いずれ他の誰かも笑顔にしたい。私にとっては大きな目標だ。