就職後も活用できたティオの訓練内容～卒業生の実践報告：file10

札幌の就労移行支援事業所ティオ中央区役所前、ティオ札幌駅前では

〈周囲の環境や人間関係などのストレスに対応し、

ココロが楽に生きることができる考え方〉

をお伝えし、就職後も自分の力で前に進むことができる“ココロの土台づくり”を大切にしています。

ティオを利用して就職決定された方は、この考え方の土台を活かすことで、

“【過去の自分だったらつまづいてしまった問題】を自分で解決できる”

“そもそもその問題につまづかず、楽な気持ちで楽しく働くことができる”

といった力を発揮しながら社会で活躍されています。

就職されてからお会いすると、

皆さん、とってもたくましい姿となっていますよ！

そこで、今までに就職決定先で働いていらっしゃる利用者さんから報告していただいた

【考え方の土台】を活用することでよかった例を、皆さんにもご紹介したいと思います。

利用者さんからの“リアルな声”をお聞きください★

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病気という言い訳

病気が治らないから諦める。諦めるから、行動しない。そんな単純な道筋は果たして正しいことなのか。
世の中にはさまざまな病気や障害が存在する。治らないことも多く、絶望を感じるのが現実だ。
だから、ある程度諦めることは仕方ないように感じる。自分には周りと同じように、できないことがある。
認める必要がある時だってある。

しかしながら、それを理由に行動さえも放棄してしまってはいないだろうか。
何もしないことで、実は近くまで来ていたチャンスやシアワセを掴み損ねてはいないだろうか。
人は行動しない言い訳をする生き物である。言い訳をすれば、行動することから逃れられるからだ。
すべてのものを手に入れることは残念ながらできない。必ず手放さないとならないものが存在する。
行動することで失ってしまうものもあるだろう。それを守るために言い訳をしているのだ。

病気や障害も言い訳の一つとしてなり得ることがある。
「病気だから私にはできない」「障害者には無理だから」と言うのは実に簡単だが、
言っている自分に心が苦しくなる。
本当はそれが言い訳であるという事実に自分で気が付いているからだ。
病気であっても障害があっても、できることがないわけではないし、工夫すべきことがなくなることはない。
見えないだけで見ないようにしているだけで、隠れていることがたくさんある。
病気を治すことは諦めよう。でも、代わりにできることを最大限努力しよう。そうやって方向転換してみよう。