こんにちは!スタッフの川田です。
北海道ではコロナウイルス感染症の影響が拡大しています。
テレビをつけても連日コロナウイルスに関する報道も多く、
不安や恐怖を感じている方も多いのではないでしょうか。
不安は一度考え始めるとどんどん深みにはまってしまい、気分もどんどん落ちていってしまいます。
今は自宅で過ごす事も多く、一人で考え事をする時間も多く確保出来るため、
不安も大きくなりやすいんです。
そんな時、どうすればいいのでしょうか・・・。
最近、とある利用者さんとお話しさせていただいたときのエピソードを例に、考えてみたいと思います。
その利用者Tさん。
ティオ中央区役所前を利用して2か月が経過し、
当事業所で最も大切にしている『自立型』の考えをお伝えしている【自己活性トレーニング(活トレ)】も
毎回受講していただいていました。
Tさんの課題の一つが「出来なかったことなどに対して、落ち込みすぎてしまう事」
通所予定時間に遅刻してしまったり、体調不良で欠席してしまったときなど、
〈できなかったこと〉や〈うまくいかなかったこと〉があると、そのことについて深く考えすぎてしまい、
気分も落ち込み続けてしまう・・・。
でもその状況から脱したい。
そこで、気持ちの切り替え、そして少しずつ前に進むための行動をとる練習としても有効な
在宅訓練を取り入れることにしました。
すると、早速実践の時が・・・!
体調が良くなくて、コロナウイルスの心配もある。通所は難しい。でも休みたくない・・・
こんなときこそ、在宅訓練の出番!
通所はできなくても在宅訓練を行うことで
『体調や気分の落ち込みはあって、お休みしたい。』という気持ちから
『このままでは前の自分と同じ。少しでも前に進みたい、進まなきゃ!』と切り替えて
大変な状況でも出来ることに取り組む。
Tさんもこの切り替えを実際に行っていただきました。
いつもの通所時間より短い時間で、就活に関するテキストに目を通す訓練をやってみる。
果たして、取り組めたのか・・・。
翌日の通所時、在宅訓練の感想を聴いてみると、
「今までの私だったら、きっと欠席して、そのことで落ち込み、どんどん一人で考え込んでいたと思います。
でも今回は自宅で少しテキストを読んでみることを実践してみました。
そしたらテキストの中の自立型について「これって何のルールだっけ?」と振り返ったりして、
気づいたら集中して取り組む事が出来ました!
ティオに来ていなかったら、絶対できなかったと思います。通所して良かったです。」
と体験談を話してくださいました。
このお話を聴いて、
わたしも利用者さんが前に進む瞬間を見る事が出来てとてもうれしく感じました。
少しずつ、今できる事から始めてみること。
コロナウイルスの状況もある、不安が大きくなりやすい今だからこそ余計に、必要な視点だなぁと感じました。
札幌の就労移行視点事業所 ティオ中央区役所前では
自分の力だけでは前に進む方法がわからない、でも今のままでは嫌だ。助けて・・・。
そんな悩みをお持ちの方へ、自分の力だけでは難しい部分を少しだけサポートさせていただきながら
その方自身の力で前に進んでいくきっかけ作りに力を入れています。
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自立型人材とは、心が穏やかで、ストレスを感じない人。人間関係の刺激に左右されない反応しない穏やかさを持ちながら、自分の能力と可能性を最大限に発揮して人生における道を自ら切り拓いていける人材を言います。
これからの社会を楽に行きていくために、必要な15の原則と75のルールを、わかりやすく、みなさんと理解して身につけていって頂いています。以下のように、ティオの訓練を受けている利用者さんの多くが気持ちが楽になり、生きることが辛くなくなったとおっしゃっています。
気持ちが楽になることで、利用者さんは障がいと向き合いながら、それぞれ目指す分野への就職をしています。是非、皆さんも一度体験にいらしてください。
【学んでいる利用者さんの声】
♦過去の固まった考えを一度自分の頭の中から消すことが出来た。新しい価値観を一度飲み込んで、自分の中に落とし込んでから自分に合うか合わないかの判断をすればいいと思えるようになった。活トレ(ティオでやっている自立型人材育成のための訓練を”活トレ”と言っています)は、自分に根付くと楽になれると感じている。
♦今までは自分の性格は親に責任があると考える事で安心していたがそれでは自分が変われないことがわかり、今は自立型の考え方と自分のポリシーを支えにしている
♦自分の中の固定した考え方から、見方はいろいろあると気づき、さまざまな角度から見る事で自分の成長につなげる事ができるとわかった。