実は私の身近で、とても大切な人にも障がいがあります。
もともと健康だった体が、脳の病気で半身麻痺になってしまいました。
私は社会人に「勇気を与える」教育の仕事をずっとしてきました。モチベーションアップ研修、営業研修など勇気づけをし、成果も実績も積み、自信がありました。しかし、その障がいのある大切な人に、同じように勇気づけをしても何も伝わりませんでした。前向きな言葉だけをかける、楽観的な考え方を押し付ける、それでは何も伝わらないと感じるようになりました。なにより、本当にその人の心を理解できていませんでした。人と違うとはどういうことか。いじめられるとはどういうことか。そこから私の考えは180度変わりました。
そして、札幌にティオ中央区役所前、ティオ札幌駅前、苫小牧にティオ苫小牧をつくりました。障がいのある方こそ、環境や条件に左右されない強い生き方、あり方を身につけて頂きたい。
ひとり1人に寄り添い、我々が手本となり、障がいのあるみなさんが就労し、自分の人生を生きてほしい、そう強く願っています。