就職後も活用できたティオの訓練内容～卒業生の実践報告：file16

札幌の就労移行支援事業所ティオ中央区役所前、ティオ札幌駅前では

〈周囲の環境や人間関係などのストレスに対応し、

ココロが楽に生きることができる考え方〉

をお伝えし、就職後も自分の力で前に進むことができる“ココロの土台づくり”を大切にしています。

ティオを利用して就職決定された方は、この考え方の土台を活かすことで、

“【過去の自分だったらつまづいてしまった問題】を自分で解決できる”

“そもそもその問題につまづかず、楽な気持ちで楽しく働くことができる”

といった力を発揮しながら社会で活躍されています。

就職されてからお会いすると、

皆さん、とってもたくましい姿となっていますよ！

そこで、今までに就職決定先で働いていらっしゃる利用者さんから報告していただいた

【考え方の土台】を活用することでよかった例を、皆さんにもご紹介したいと思います。

利用者さんからの“リアルな声”をお聞きください★

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母からのほめ言葉

ある日、母からこんなことを言われた。
「あなたは小さい頃と比べて、肝がすわった気がするよ。なんとかやっていけそうだね。」
母が何を見て考えて言ったことかはわからないが、今の私にとっては最上級のほめ言葉だと感じた。

昔から自分に自信がなかった。周りの大人が言ったことを信じて進んできた人生だったとも言えるかもしれない。
それが体調を崩して、さまざまな困難を乗り越えていくうちに変化していった。
自分の脚で立つようになったのであろう。

やりたいことを思案するようになったり、自分の将来設計を組んでみたり、自分で考える力が身についた。
周りの誰かに頼らず、自分なりにあらゆる視点を持って思考できるようになった。
そして、決断もできるようになった。決められたこと以外を断つという大きな力を手に入れたと感じている。
これらは自立の力のひとつだと、所長から聞いたことがある。
人よりもかなり遅くなってしまったが、やっと大人の仲間入りを果たした気分で、すがすがしい。

それを育ての親から認めてもらえた。どんな賞よりも誇らしく思う。
そして、ここまで見捨てることなく共に病気と向き合ってくれた母に感謝している。
今でも、悩むことは多いし、自分の人生に興味がなくなる日だってある。
それでも、自立の証をもらえた私の心は必ず立ち直るだろう。
もっと立派になって、いつか母に恩返しできるようになりたい。

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いかがでしょうか？

今までは自分に自信が持てなかったという今回の元利用者さんも、

現在は自分自身を客観的に評価して、成長を感じ取っていらっしゃいます。

これは素晴らしいですよね！！

お母さんから褒められて、その言葉を否定したりせず受け止めることができている点も、

自分に自信を持てているからこそ。

自分を正しく評価できている証です。

自己評価