2021.11.20

その他

統合失調症ってどんな病気?第3弾~通所されている方のリアルな声をお届けします~

こんにちは。スタッフの深井です。

今回は、統合失調症の病気を患っている利用者さんに、リアルな声をインタビューさせていただきました。

同じ病気を抱えている方で、就職に向けて不安に思っている方、家に引きこもっている方、就職なんて無理だと諦めている方、様々な方がいらっしゃると思います。

そんな方々に読んで頂き、少しでも参考にして頂けたら幸いです。

今回インタビューに応じて下さった利用者のAさんも、

「私も同じような病気の方の体験記などを読んだりするので、お役に立てたら嬉しいです」と、快く応じて下さいました。

 

Aさんは、ティオに通い始めて約半年になります。

 

病気を発症した当時のことをお聞かせください

ちょうど6年前頃、2人目の子どもを産んですぐのこと。3人くらいの人の声が聞こえることが始まりでした。「おめでとう」と祝福している声もありましたが、「子どもと一緒にいるな」などの命令であったり、「責任をとって死ね。自殺をしろ。」と自殺に追い込むような声もありました。声に影響されて、実際に自殺しようと行動に移してしまうこともありました。もちろん、当初はそれが病気の症状で幻聴というものだとは思わず、スピリチュアルな能力が備わったのではと、高いお金を払ってお祓いに行くこともありました。

 

当時のAさんは、ご家族に相談をしても信じてもらえず、自分が否定されたような気持ちになったそうです。

 

その後、幻聴は四六時中聞こえるようになり、ネガティブな声がほとんどとなり、食事や睡眠も摂るこが出来ず日常生活を送ることも困難となりました。常に3人の声の人と会話をしなければならず、Aさんはパニックで呼吸困難となり、近所の精神科へ助けを求めたそうです。「助けてください。入院させて下さい」と。

追い詰められているイラスト

 

即日、閉鎖病棟へ入院となり、お医者さんからは「きちんと薬を飲んで、まずはしっかり休息を取るように」「入院期間の目安は3ケ月」と言われたそうです。

当時、生後6ヶ月のお子さんがいるAさんにとって、3ケ月の入院はとてつもなく長く、大切な時期に子どもと一緒いることが出来ないことに愕然としたそうです。

そのうえ、はじめて「統合失調症」と診断されたことへの不安、精神科閉鎖病棟という慣れない環境での戸惑い、様々な不安が押し寄せてきたとのことでした。病気になる前は、保育士の資格を取りたいという夢も持っていたそうですが、病気によって一気に夢は崩れ去ったそうです。

 

その後、入院治療をなんとか続けていく中で、徐々に幻聴が減っていき、1ケ月を経過した時に退院することとなりました。それは、幻聴が完全に消え、お医者さんからOKが出ての退院ではなく、子どもとの時間を何よりも優先したいというAさんの強い希望での退院でした。退院後も、幻聴とうまく付き合いながら、通院と服薬治療を続けていました。

 

以前の仕事・職場のこと

診断を受けて数年経過後、それでも幻聴は続いていましたが、以前よりも幻聴は減り、レストランの厨房で働くことになりました。職場にも病気のことを伝え、「統合失調症の病気を持っていますが、今は全く問題ありません」と少し嘘をついてしまいました。それでも、体を動かしていると幻聴も自然と治まり、半年近く安定して仕事を続けることが出来ました。しかし、病気の症状には波があり、再び悪い幻聴「早く辞めろ」という声が聞こえるようになり、幻聴と会話をして独り言が増え、職場にも迷惑をかけてしまうので辞職に至りました。

 

就労移行支援に通うきっかけは

たまたま、お腹の調子が悪くなり病院を受診したところ、待合室にティオのパンフレットがありました。「朝起きることができない方へ」と書いてあり、まさに自分だと思い、何かパートでも良いから仕事が出来たらと思っていたので、気になって見学に行くことにしました。就労移行支援というサービスがあること自体全く知らず、当初は何か作業のようなことをしたら少しお金がもらえる場所なのかなと、そんな風に思っていました。けれど実際には全く違って、様々なことを学べる場所で、こういう場所があるのだと新しい発見をすることが出来ました。

 

ティオに通っての変化

通う前は、自宅で家事や子育てをするばかりで、家族以外の人と会う機会はほぼありませんでした。幻聴との会話は続いており、「こんな自分、ゴミ箱に捨ててしまいたい」と思うこともありました。それでも、自分で通うことを決めてスケジュールを立て、家からでると、少しずつ変化が出てきました。

 

どんな変化ですか?

① 何かに集中している間は幻聴が聞こえないことに気づいた

自宅にいると、つい自分のペースでだらだらと過ごしてしまうことが多かったものの、通所し、講義に参加したりパソコン学習をしたり、集中して取り組むことでその間は幻聴が聞こえないことに気づきました。なので、病気の症状が辛くなっても、「予定があってよかった」と思うようになったんです。そして、出かけること自体がトレーニングとなっていたようで、外に出歩くことも以前よりスムーズに行えるようになりました。

 

② 人に相談ができる環境があり、安心感を持てるようになった

これまでは、病気や就職活動のことも、病院のスタッフや家族に相談をしても気持ちが軽くなることがなかったんです。ティオのスタッフさんに声をかけてもらったり、相談に乗ってもらえる場所があると思うと、自分自身も前向きになり、安心感を持てるようになりました。

 

③ 人に会いたいと思えるようになった

これまでは、「こんな自分、人に見せるのが嫌だ」と思っていたので、友人と会うこともありませんでした。けれどティオで学んだことで、「人に会っても自分のことをきちんと説明できる」と自信を持てるようになったんです。今は、月に1回くらいの頻度で人と会う約束をいれるようになり、これはとても大きな変化になりました。

 

ティオでの就職活動のこと

今は、自己PRを考えたりと就職活動に向けて動き始めた段階で、ちゃんと就職が決まるのだろうかと、不安はたくさんあります。もちろん、以前のようにまた幻聴が強くなったらどうしようと心配になることもあります。ただ、以前の時と違うのは、焦りがなくなったということです。ティオの自己活性プログラムの中で、『他人の幸せよりまずは自分の幸せを考える』という言葉があります。それを聞いて、自分のことを優先して考えることが出来るようになり、今自分がやるべきことはなんだろうと冷静に考えられるようになり、精神面も安定してきたように思います。今なら、職場に病気のことで嘘をつくことなく、正直に自分のことを説明できると思います。

 

同じ病気を患っている方へメッセージ

頑張りすぎず、「しっかり頼る」ということを大切にしてもらいたいです。

私自身は、たまたま勇気を出して一つ目の扉を開けた時にティオに出逢え、今は新しい自分に出逢えました。けれど、それは一つ目の扉とは限らず、二つ目、三つ目にあったかもしれません。確実に言えることは、行動したことで、世の中には知らないだけで色んな仕組みが整っているということに気づけました。皆さんも、些細なきっかけでそういった出会いにたどりつけると思うので、ぜひ頑張りすぎてしまわずに、まわりの人や資源にしっかりと頼ってもらいたいです。

青空にヘルプの文字

 

 

インタビュー終了後、Aさんからは「今は幻聴とも仲が良いので、このあとの帰り道もマスクの下でこっそり幻聴とお喋りをしながら帰ると思います。」と笑顔で話してくださいました。

 

これまで、大変な想いや辛い経験をされてきたAさんだからこそ、投げかけられるメッセージがあったと思います。

保育士の夢を一旦は諦めたAさんですが、今は保育関係の就職に向けて、日々頑張っていらっしゃいます!

このブログを読んでくださっている方に、少しでも心に響くものがあったら嬉しいです。

本日もご覧いただき、ありがとうございました(*^_^*)

 

 

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