就職後も活用できたティオの訓練内容～卒業生の実践報告：file12

札幌の就労移行支援事業所ティオ中央区役所前、ティオ札幌駅前では

〈周囲の環境や人間関係などのストレスに対応し、

ココロが楽に生きることができる考え方〉

をお伝えし、就職後も自分の力で前に進むことができる“ココロの土台づくり”を大切にしています。

ティオを利用して就職決定された方は、この考え方の土台を活かすことで、

“【過去の自分だったらつまづいてしまった問題】を自分で解決できる”

“そもそもその問題につまづかず、楽な気持ちで楽しく働くことができる”

といった力を発揮しながら社会で活躍されています。

就職されてからお会いすると、

皆さん、とってもたくましい姿となっていますよ！

そこで、今までに就職決定先で働いていらっしゃる利用者さんから報告していただいた

【考え方の土台】を活用することでよかった例を、皆さんにもご紹介したいと思います。

利用者さんからの“リアルな声”をお聞きください★

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自分のイメージ

私の長年仲良くしてもらっている人の中で、すごい人がいる。
その人は私と正反対で、とてもポジティブだ。「何とかなる」が口癖のような人で、
私のマイナス発言をプラスに変えてくれる。とてもじゃないが、真似できないポジティブマンだ。

では、なぜそんなことができるのか？

彼は自分の許容できる範囲と難しい部分をはっきりさせて相手に伝えている。
その上でできそうなことをプラスに転換してひたむきに取り組んでいる。
そのポリシーにヒントが隠されているのかもしれない。
彼の行動を取る上での基準は明確で、それに基づいて行動を取っている。
その積み重ねが少しずつ蓄積されて、今のポジティブな彼を作っているのだろう。
それも本人が自分でイメージを作っているわけではない。
私のような周りの人が「彼はこういう性格だから」と勝手にイメージを決定しているのだ。

私にはどんなイメージがついているのだろうか？
意識はしていないが、私にも行動を選択する基準がきっと存在していて、そこから行動に移しているのだと思う。
今はネガティブな人間だと言われてしまいそうだが、今度誰かに尋ねてみよう。
ネガティブな人でも、自分も相手も大切にする判断が慎重にできる人になれるなら、素敵なことだと思う。
そのために取るべき行動、そしてポリシーを考えてみよう。
人間にはもともと色がついていないらしい。だったら、人間は何者にでもなれるのか？
その答えは定かではないが、私にもオリジナルのイメージを作っていけるのではないか。
私の尊敬する人をこっそり見上げて、意識して過ごそう。