就職後も活用できたティオの訓練内容～卒業生の実践報告：file19

札幌の就労移行支援事業所ティオ中央区役所前、ティオ札幌駅前では

〈周囲の環境や人間関係などのストレスに対応し、

ココロが楽に生きることができる考え方〉

をお伝えし、就職後も自分の力で前に進むことができる“ココロの土台づくり”を大切にしています。

ティオを利用して就職決定された方は、この考え方の土台を活かすことで、

“【過去の自分だったらつまづいてしまった問題】を自分で解決できる”

“そもそもその問題につまづかず、楽な気持ちで楽しく働くことができる”

といった力を発揮しながら社会で活躍されています。

就職されてからお会いすると、

皆さん、とってもたくましい姿となっていますよ！

そこで、今までに就職決定先で働いていらっしゃる利用者さんから報告していただいた

【考え方の土台】を活用することでよかった例を、皆さんにもご紹介したいと思います。

利用者さんからの“リアルな声”をお聞きください★

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自分を受け入れること

自分の意見を伝えて、人に頼ることが苦手だった。
性格として優しいと評価されることがある一方、自分を表現できないことは苦しかった。
結果として、何でもかんでも自分で抱え込んでパンクする。よくあった出来事だ。
今思うと、無意識に作られていた習慣だったようだ。
これでは自分が潰れてしまう。私の意識改革が始まった。

家族や友人に少しだけ自己主張すること、大変なことを任せることを練習した。
得意ではない家事を家族にお願いする、つらいことを友人に相談する。
他の人からすると、ほんのささいなことかもしれないが、小さな行動を取るようにした。
今では、新しい習慣として変化してきたと思っている。おかげで私自身、ずいぶん心が軽くなった気がする。
背景には自分という存在を認められるようになったのだろうと考えている。
今の私は、自分の「できない」を受け入れて、どうするかを考えて動けていると思う。
日々の行動はとても小さいが、積み重なると大きくなる。塵も積もれば山となる。それが習慣だ。
これからも「自分を受け入れる」習慣作りを心がけていきたい。
人に頼ることは悪いことではない。頼りたいときはしっかりお願いする。そして、感謝の言葉も忘れない。
自分を認められる弱さも、人に「ありがとう」を伝えられる強さも、持ち合わせた私を作っていきたい。