こんにちは!スタッフの川田です。
今日は、ティオ中央区役所前の【利用者Kさんが行った挑戦】について
お伝えしようと思います。
利用者Kさんは、知的障がい・自閉症スペクトラムを抱えながらも
一般就職を目指して訓練を進めている20代・女性の利用者さんです。
今までに就労経験は無いため、今回が初めての就職活動となります。
自己分析を進めて自分の障がいについての特徴を理解したり、求人検索を行ったり、
模擬就労で報連相の実践を行ったりと訓練を進めています。
見学も多数行いながら就職活動を進めてきました。
そんな利用者Kさんが、少し苦手としているのが【コミュニケーション】。
特に電話対応が苦手と感じているようで
区役所のような場所への問い合わせや、病院の予約電話などは緊張してしまい、
自分で行ったことはなかったとのこと。
緊張してしまうのもわかります・・・。
誰が話しているのかも分からず、慣れていないと不安ですよね。
でも、このままでは今後何か自分で問い合わせを行う必要があるとき、
電話問い合わせをやったことがないとなると
いざという時に困ってしまう・・・。
そこで、今回は『Kさん成長プログラム(勝手に命名)』として、
【ハローワークへ求人票についての問い合わせ電話をすること】に
挑戦してみました!
結果としては・・・大成功!!!!
Kさん自身も「ちゃんとできてよかった」
と笑顔で話してくださいました♪
では、なぜ成功したのか。
電話をかける挑戦についての流れを3つのステップで簡単に紹介しますね。
まずは、
ハローワークの職員さんへ聞きたい内容を書き出します。
質問内容を書き出すことで、
緊張していても、
「質問内容がわからなくてパニック!!」といった状態を防ぐことが出来て安心できます。
同時に、
ハローワークの職員さんから聞かれる質問を想定し、
回答をシミュレーション。
こちらも忘れないよう、書き出していきました。
〈○○と聞かれたら、△△と答える〉というようにパターン化していくことで、
「急に聞かれて頭が真っ白。どうしよう・・・」という状態を防ぐことができます。
次に、
【ハローワークの職員さんへの質問】と
【ハローワークの職員さんからの質問・自分の答え】を
電話の流れ、順番に沿って書き出し、メモを作成。
〈メモを読めば大丈夫〉と安心できる状態を整えました。
準備の最後は
スタッフがハローワークの職員さんになって、電話のシミュレーション!
電話での流れを把握しました。
そしてついに、電話掛けに挑戦!!
何度も深呼吸をして、話す内容を頭の中で繰り返して、番号を入力する姿が印象的でした。
結果は練習以上にスムーズにお話しすることができていました!
質問内容もばっちりでしたよ。
このように、
【質問内容の予測、準備】【やり取りの流れを書き出し】【実際の順番でシミュレーション】と
大きく分けて3つのステップを踏む事で
【初めての挑戦に対する不安】の対処を実践。
途中でパニックになる事もなく、無事成功することが出来ました。
なにより
Kさん自身が苦手なことに対して、勇気をもって行動することが出来たからこそ、
今回の成功体験を行うことができたのです。
Kさん、おめでとうございます!
今後に向けた自信につなげて下さるとうれしいです。
札幌の就労移行支援事業所 ティオ中央区役所前では
利用者さん一人ひとりが抱える
苦手なことや、心配なスキルについて
ご自身の力で乗り越え、
スキルアップしていただくためのサポートを行っています。
【札幌の就労移行支援事業所 ティオ中央区役所前の特徴】
ティオ中央区役所前の訓練に取り組んで頂けると、以下の3つが手に入ります
①就職に向けたココロの安心パスポート
②就職してからも疲れにくくなる体力
③就活に必ず成功するポイント(面接・履歴書のテクニック)