2021.12.2

社会人の戦闘力

初めての電話問い合わせに挑戦!!~初挑戦への準備で大切なこと~

こんにちは!スタッフの川田です。

 

今日は、ティオ中央区役所前の【利用者Kさんが行った挑戦】について

お伝えしようと思います。

挑戦

 

利用者Kさんは、知的障がい・自閉症スペクトラムを抱えながらも

一般就職を目指して訓練を進めている20代・女性の利用者さんです。

 

今までに就労経験は無いため、今回が初めての就職活動となります。

 

自己分析を進めて自分の障がいについての特徴を理解したり、求人検索を行ったり、

模擬就労で報連相の実践を行ったりと訓練を進めています。

見学も多数行いながら就職活動を進めてきました。

 

そんな利用者Kさんが、少し苦手としているのが【コミュニケーション】

特に電話対応が苦手と感じているようで

区役所のような場所への問い合わせや、病院の予約電話などは緊張してしまい、

自分で行ったことはなかったとのこと。

 

緊張してしまうのもわかります・・・。

誰が話しているのかも分からず、慣れていないと不安ですよね。

 

でも、このままでは今後何か自分で問い合わせを行う必要があるとき、

電話問い合わせをやったことがないとなると

いざという時に困ってしまう・・・。

電話苦手な女性

 

そこで、今回は『Kさん成長プログラム(勝手に命名)として、

【ハローワークへ求人票についての問い合わせ電話をすること】

挑戦してみました!

 

 

結果としては・・・大成功!!!!

Kさん自身も「ちゃんとできてよかった」

と笑顔で話してくださいました♪

 

 

では、なぜ成功したのか。

電話をかける挑戦についての流れを3つのステップで簡単に紹介しますね。

 

まずは、

ハローワークの職員さんへ聞きたい内容を書き出します。

質問内容を書き出すことで、

緊張していても、

「質問内容がわからなくてパニック!!」といった状態を防ぐことが出来て安心できます。

同時に、

ハローワークの職員さんから聞かれる質問を想定し、

回答をシミュレーション。

こちらも忘れないよう、書き出していきました。

〈○○と聞かれたら、△△と答える〉というようにパターン化していくことで、

「急に聞かれて頭が真っ白。どうしよう・・・」という状態を防ぐことができます。

 

 

次に、

【ハローワークの職員さんへの質問】と

【ハローワークの職員さんからの質問・自分の答え】を

電話の流れ、順番に沿って書き出し、メモを作成。

〈メモを読めば大丈夫〉と安心できる状態を整えました。

 

 

準備の最後は

スタッフがハローワークの職員さんになって、電話のシミュレーション!

電話での流れを把握しました。

 

 

そしてついに、電話掛けに挑戦!!

何度も深呼吸をして、話す内容を頭の中で繰り返して、番号を入力する姿が印象的でした。

 

結果は練習以上にスムーズにお話しすることができていました!

質問内容もばっちりでしたよ。

電話対応練習

 

このように、

【質問内容の予測、準備】【やり取りの流れを書き出し】【実際の順番でシミュレーション】と

大きく分けて3つのステップを踏む事で

【初めての挑戦に対する不安】の対処を実践。

途中でパニックになる事もなく、無事成功することが出来ました。

 

なにより

Kさん自身が苦手なことに対して、勇気をもって行動することが出来たからこそ、

今回の成功体験を行うことができたのです。

Kさん、おめでとうございます!

今後に向けた自信につなげて下さるとうれしいです。

 

札幌の就労移行支援事業所 ティオ中央区役所前では

利用者さん一人ひとりが抱える

苦手なことや、心配なスキルについて

ご自身の力で乗り越え、

スキルアップしていただくためのサポートを行っています。

 

【札幌の就労移行支援事業所 ティオ中央区役所前の特徴】

ティオ中央区役所前の訓練に取り組んで頂けると、以下の3つが手に入ります

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まずは一度、
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