クーシュボール
見たことがあるでしょうか?
こんなボールです。ゴムで出来ていて、軽いです。
触っていると心が落ち着いてきて、訓練中に利用者さんに
ニギニギしていただくこともあります。
アイデアに行き詰まった時などにパッと閃くこともあります。
多分指先から脳に刺激がいくのだと思っています。
(逆に、その刺激がざわざわして嫌という方もいらっしゃるので
そういう方には触って頂いてないです)。
加速学習の権威で、天才を育成するのコンサルタントで、
「こうすれば組織を変えられる」
「エブリデイジーニアス」
などを書かれたピータークライン氏が、
「グッド&ニュー」というエクササイズを生み出し
そのエクササイズで使われていたのがクーシュボールです。
24時間以内にあった良かった出来事、新しい気づきをシェアする中で
ボールを受け取った方が発表するというものです。
チームがポジティブなコミュニケーションを取ることができるようになります。
就労移行支援事業所でも時折、アイスブレークとして実施しています。
中学や高校時代、授業中にペンを回しながら先生のお話を聞いていた方はいませんか?
あるいはそういう友達を見ていた人はいないでしょうか?
そういう人は真剣に話を聞いていない訳ではないんです。
ペンを回すことで、情報を整理しやすくしたり脳を活性化させよう
としているのです。
人はそれぞれ、五感(視覚・聴覚・体感覚=触覚、味覚、嗅覚)の中で
得意な部分があります。
視覚が優位な人は文字を読むより映像や絵などを見ることで物事の理解が進みます
聴覚が優位な人は話してもらうとより理解できます。
また体感覚が優位な人は、書くこと、歩き回ることでリズムが出来て理解が進むのです。
体感覚が優位な人は、ペンを回すのと同じように、クーシュボールを放り投げたり、
触ったりすることで気持ちが落ちつき、精神的に安定しはじめ、知識や情報の
インプットやアウトプットがスムーズになります。
学習態度の問題はあるのかもしれませんが、本当に訓練を理解でき、
自分の身になるのであればボールを放り投げながらする研修も
全く問題ないと思っています。
ティオ中央区役所前にはクーシュボールが大量にありますので、
皆さん是非ニギニギしてにきてください!